壁に棚を取り付けたいと思っても直接壁に取り付けしたら穴が気になってしまいますよね。そこで突っ張りシステムを利用して2×4の柱を立て、いろいろ便利に使ってみようと思います。
柱を立てればあとは棚を取り付けたり、一面に柱を立てて壁をログハウス風にすることも可能です。
一応2×4材に取り付けできる突っ張りシステムの『ラブリコ』などあるのですが、1つ1000円前後するので格安で自作しようと思います。材料もホームセンターで揃いますので簡単に自作できると思います。作るのにあたって、インパクトドリルは持っているものとします。
必要な道具、資材
- 2×4木材(床から天井までの長さ)x2本
- 切断する物(丸ノコ、ノコギリ)
- 彫刻刀
- 座ぐりカッター(15mm)
- 10mm木キリ
- 六角ボルトM8x90mm2本
- M8用ワッシャー4枚
- M8ナット4個
2×4材を加工する(柱部)

私の家は床から天井までが2430mmでしたので8フィートを購入しました。
調整できるようにするので長さは少し足りなくても大丈夫です。

床から天井までの長さより80mmほど短く切断します。


切断した端材を40mmくらいに切断し、高さ調整用のブロックを作ります。

柱となる方と、調整用ブロックの両方に中心にマーキングします。
2×4定規がなくても対角線に線を引いて中心を出します。

柱の方に10mmのキリで50mmくらいの深さで穴あけします。
2×4材を加工する(調整ブロック)

15mm座ぐりカッターで中心に10mmくらい穴を掘ります。

さらに中心に10mmの切りで穴を貫通します。
貫通できたらM8のボルトを通して6角のマーキングします。

マーキングに沿って彫刻刀などで掘ってボルトを埋めます。
ボルトははみ出さないようにします。

ボルトにワッシャー、ナットを取り付けて締め込みます。

調整ブロックの完成です。この時にボルトが斜めになっていたら横からハンマーなどで叩いて真っ直ぐになるようにします。

画像のようにナット、ワッシャーを取り付け、柱の穴に差し込みます。
差し込むだけなのですぐ抜けますが、垂直に立てて高さ調整ナットを回すと突っ張るので固定できる用になります。
注意!天井はあまり強くないので、調整ナットを強く締め付けると天井が抜ける場合があります。

薄めのゴムシートなどで滑り止めの加工も効果あると思います。
あとは塗装などで仕上げてください。
施工例

施工例です。鉄筋を曲げて溶接し、バスタオルを最大12枚干せるようにしました。脱衣所で市販のタオル掛けでは邪魔になるので縦長にすることでスッキリしました。
柱2本で棚にもなるし、このようにタオル掛けにすることもできます。
アイデア次第では色々なものができるので参考になれば嬉しいです。