ブレーキパッドの厚みが4mmなので交換しておいた方が良いと車検の時に指摘を受けたので、自分で交換した記録になります。車検の時に交換してもらえればよかったのですが、部品代などで約13000円と見積もりされたので今回はブレーキフルードの交換は車検で(エア抜きがめんどくさそうだった)、ブレーキパッドの交換は自分でやってみる事にしました。いろいろ調べてみたらそんなに難しそうではありませんでしたが、交換作業は自己責任でお願いします。他にも車検で指摘を受けて自分で交換した記事があるのでよかったらご覧ください。「タイロットエンドブーツ、ロアアームブーツの交換」「スタビリンクの交換」
車検はディーラーなどで出すことをオススメしますが、ワタクシのように車検を安く済ませたい方の参考になれば嬉しいです。
今回はジャッキアップ、ウマをかけた状態からの作業になります
必要な工具
- 14mmメガネレンチ
- ピストン戻し(なければC型クランプ)
- S字フック
- ブレーキ用グリス
- ひも的な何か
作業開始
今回購入したのがこちらになります。amazonで2350円でした。(当時)
キャリパーは2箇所のボルトで止まってますが、下側だけ外せば上方向にズラせます。
キャリパーを上に仮固定します。この状態でピストンのあたり面を錆落としをサンドペーパーなどで清掃します。ブレーキラインのホースに強いテンションがかからないようにします。
ピストン戻しを持ってませんのでC型クランプでピストンを戻します。木片でもなんでも構いませんが、ピストン全体を押さえて戻します。今回は丁度いいアングルがあったので代用しました。戻したら、マスターシリンダーからブレーキフルードが溢れる時があるので注意します。
今回、車検でブレーキフルードのみ交換してもらいましたので、ピストンを戻したらMAXレベルを超えました。このまま運転席側もピストンを戻すと溢れそうなので少しブレーキフルードを抜きました。
作業完了時に調整できるように画像の量くらい抜いておきました。
ブレーキパッドの交換
ブレーキパッド自体はボルトなどで止まってないので少しずつカタカタ動かすと外れます。この辺の作業はブレーキダストが付着してるのでコンプレッサーなど持ってる人は吹き飛ばして掃除します。
見ればわかりますが、上が古いブレーキパッド、下が今回購入した物になります。減ってはいますが、まだ大丈夫そうでした。古いブレーキパッドの方に丸いサビの跡がついてますがそこがピストンの当たるところになるのでそこにブレーキ専用グリスを塗ります。
グリスはアストロプロダクツさんで購入しました。
逆の手順で組み付けて完成です。
続いて運転席側もやっていきます。
手順は助手席側と同じなので省きます。
ピストンはラバーとツライチぐらいまで戻さないと新しいブレーキパッドは入りません。
最後に必ずやること
交換した後、エンジンをかけてブレーキペダルを何回も踏んでピストンを元の位置に戻します。 何回かペダルを踏めばいつもの感触に戻ります。これをしないとブレーキが効かないので絶対にやってください。
やらずに走るとスカスカでブレーキが全く効かないので必ずやります。
最後にマスターシリンダーのレベル調整をして完成です。
今回、フルード交換は車検でやってもらったのでエア抜きなどの工程はありません。
作業的には簡単ですが、公道を走る物なので十分作業に注意して自己責任でお願いします。