前回の車検でブーツ類にひび割れができてきてるので交換しとかないと車検に通りませんよと言われ、交換費用が左右で部品代、工賃入れて2万円と言われました。まぁ交換しないといけない部品なんで、自分でやれるならやってみましょう。他にもブレーキパッド、スタビリンクなんかも交換した方がいいとか言われましたが、とりあえず今回はタイロットエンドブーツと、ロアアームブーツの交換の記事になってます。
スズキ車のブーツはリング状の留め具で留まっていてそれを留めるのに少しコツが要ります。今回はある物を使って簡単に取り付け出来たので紹介します。参考になれば良いと思いますが、交換は自己責任でお願いします。
ブーツ類、工具は普通にamazonに売ってるので車種に合ったものを購入します。
工具はアストロプロダクツさんで購入しました。
今回はジャッキアップ、タイヤは外した状態からのスタートとします。
必要な物
- 17mmメガネレンチ
- 19mmメガネレンチ(今回のタイロットエンドリムーバーのボルトの締め付け)
- タイロットエンドリムーバー(アストロプロダクツさんで購入)
- ジョイントグリス
- インシュロック
- 各種ブーツ(TBC013+TBC072)
- ラジオペンチ(Rピンを抜くのに必要)
状態確認
タイロットエンドとロアアームのブーツの現状です2箇所ともヒビが入ってます。この状態なら車検は通るそうですが、亀裂が入ってここから中のグリスが出てると車検は通らないそうです。
ナットに潤滑油をなじませておきます。
タイロットエンドブーツの交換
Rピンをラジオペンチで抜き取ります。
17mmのメガネレンチで緩めますが完全に外さずボルトの上ツラで止めておきます。この状態からハンマーで叩いて外す方法もあるみたいですが、ワタクシは関係ない所まで叩いてしまいそうなので専用工具を購入しました。
タイロットエンドリムーバーを画像のように取り付けてリムーバーのボルトを締め付けていけば外れます。コツは「ある程度締め付けたらリムーバーをハンマーで叩く」を繰り返せばバキっと大きな音がして外れます。
外れました。握りつぶしてグリスが飛び出してしまいました。矢印のバンドが曲者のバンドです。上手に外して再利用します。
ここで冒頭に話した「ある物」の登場です。インシュロックを輪っかにし、リングの端っこに引っ掛けて上に力を入れながらぐるりと回していくと簡単に外れます。
タイロットの古いグリスをグリグリ回しながら綺麗に拭き取ります。見た目でさびてたり、回りが悪かったり、ジャリジャリ異音がするようであればタイロットごと交換になります。
ブーツとタイロッドにグリスを塗布します。タイロッドはグリグリしながら押さえつける感じでグリスを塗ってます。ブーツの内側にもグリスを塗ります。
ブーツを被せて、インシュロック2本でバンドを取り付けます。が、写真を撮るのを忘れました。ロアアームブーツの方に画像を乗せておきます。
ナットを締めてRピンを取り付けてタイロッドエンドのブーツ交換は終了です。
ロアアームのブーツ交換
ほとんどタイロットエンドブーツの交換と同じなので細かい作業は省略していきます。
画像のようにRピンを抜いて上ツラまでナットを緩めます。
ロアアームの幅が大きかったのでリムーバーの支点になるボルト位置を変えました。
ここもリムーバーのボルトを締め付けてハンマーで叩くを繰り返します。
外れました。タイロットエンドブーツと同じようにブーツを外します。
同じようにグリグリしながら清掃して、タイロットエンドと同じようにグリスを塗布します。ここも錆など異常があればロアアームごとの交換になります
やっと写真が撮れました。画像のようにインシュロック2本でリングを引っ掛けて下に引っ張りながらぐるり回していくとはまります。1本目のリングの端は押さえておくのがコツになります。
綺麗に取り付け出来ました。ナットを取り付けたら完了です。
完成
いかがでしたか?今回は工具を揃えるのに初期投資しましたが、次回からは部品代のみでブーツが交換できます。消耗品なので必ず交換は必要になってくるので、DIYでやってみてはいかがでしょうか。
車検を安くしたいと思ってる方の参考になれば嬉しいです。
作業自体はそんなに難しくないですが、自身がない方はプロの作業員に任せてください。
あくまで自己責任でお願いします。